関節運動学的アプローチ(arthrokinematics approach:AKA)について

こんばんは( ゚Д゚)
投資家理学療法士(PT)のたかちゃんです☆彡
今日は関節運動学的アプローチ(arthrokinematics approach:AKA)の簡単レポート公開していきます^^
では行きまーす♡

関節運動学的アプローチ(arthrokinematics approach:AKA)

関節の運動について

関節運動学的アプローチ(arthrokinematics approach:AKA)とは、関節運動学に基づく治療法で、関節の遊び、関節面のすべり、回転、回旋などの関節包内運動の異常を治療する方法であると定義される。
AKAは関節包内運動の改善に着目しているMennell、Paris、Kaltenbornなどの関節モビライゼーションの一部を参考に開発したもので、この関節モビライゼーションの導入に際して、当初から突発的に動かす危険性の高い技術は用いず、滑膜関節のみを治療対象にしぼり、関節運動学に基づいた治療法として医学的に安全で効果的な技術の開発を目指した。現在、AKAと関節モビライゼーションでは一部の類似点は残すものの治療技術、目的、対象などが著しく異なっている。
AKAの基礎となっている関節運動学は、Mac-Conaill&Basmajianがその基礎を体系づけした比較的新しい運動学の分野で、この関節運動学を治療にとりいれることで、AKAはその開発過程で、二つの大きな意義をもたせることができた。一つは関節包内運動の治療に着目したこの技術は、従来の運動療法の技術には欠落していたもので、その欠陥を補うものである。もう一つは痛みの診断および治療手段として不可欠となっている。

関節運動学の定義

関節運動学とは解剖学的な関節構造をもつ滑膜構造に生じる関節面相互の運動を研究する運動学の一分野である。この分野で扱う運動は関節面相互の動きすなわち関節包内運動である。関節包内運動には、骨運動に伴って生じる構成運動と骨運動に無関係に生じる副運動に分類できる。

構成運動 : ①すべり(sliding)、転がり(rolling)、軸回旋(spin)
②凹凸の法則(convex-concave rule)
副運動  :①Ⅰ型、Ⅱ型
②関節の位置

関節包内運動

滑膜関節における関節面の運動の総称.構成運動と副運動からなる。
関節包内運動には、骨の動きを伴わないで他動的にのみ起こる“関節の遊び”と、自動的でも他動的でも骨の運動に伴って必ず起こる“構成運動”がある.JFではこの関節の遊びは主として評価技術として用い、治療の大半の技術は構成運動を用いる。関節の遊びにおける滑り(bliding)は関節の面には沿わない滑りで、構成運動における滑り(sliding)は関節の面に沿った滑りである。 関節包内運動が障害されると骨運動も障害されるが、骨運動が起こらなくても関節包内運動は起こす事が出来る。

構成運動

①すべり、転がり、軸回旋の三つがあり、生体の関節では通常二つ以上の構成運動が組み合わさっておこる。
・すべり(slide):一方の関節面の接触部位を変えないで他方の関節面が接触面を変えながら動くこと。
・転がり(roll):相互の関節面の接触部位を一対一の割合で変えながら動くこと。
・軸回旋(spin):一方の関節面に対して他方の関節面がその中心軸の周りに回転すること。

②凹凸の法則:構成運動には運動する関節面の形状によって関節面と骨の運動方向が異なる法則。
凹の法則:凸面を持つ関節頭が固定され、凹面である関節窩をもつ骨が運動する場合、
関節面が骨運動と同方向に動く。
凸の法則:凹面を持つ骨が固定され、凸面を持つ骨が運動する場合、関節面が骨運動と逆方向へ動く。

③瞬時回旋軸
関節面の運動は一点を中心とした回転運動として生じるのではなく、通常は関節面から離れた点を仮の運動中心軸として関節面全体が移動する。物体が移動する場合、その物体上の2点も同時に移動する。この2点の移動した線を2分する垂線の交点をIARと言う。

構成運動を利用した技術に他動構成運動(伸張あり・なし)、
抵抗構成運動(骨運動介助・自動・抵抗)がある

副運動

通常の随意運動では生じない副運動には第Ⅰ型と第Ⅱ型の二つの型がある。

第Ⅰ型:随意運動に抵抗が加わったときに起こり、関節の許容限界まで働く運動である。    例えば、ジャンプ後の着地字、脛骨大腿関節で通常の膝伸展時より大きく脛骨が前方へ滑る時に生じる運動である。
例)硬い球を握りしめたとき。
⇒MP関節は一般の屈曲運動の限界を超えて許容される限界まで基節骨の回旋が起こる。

第Ⅱ型:筋が完全にリラックスした状態で他動的にのみ起こる関節面の滑りや離開である。
副運動を利用した技術に滑り法、離開法、軸回旋法がある。
例)肩関節をやや外転したゆるみの位置での牽引。
⇒上腕骨頭は構造的な許容限界まで関節面から引き離される。

関節の位置

関節には関節軟部組織の緊張状態、関節面の形状、接触面積などにより、関節包内運動が
堅くて動きにくいしまりの位置(close-packed position)と動き易い湯無味の位置
(loose-packed position)とがある。

・しまりの位置:関節面の適合性がよく、関節包、靭帯が緊張し外力を加えても関節は動揺しない。
・ゆるみの位置:しまりの位置以外の関節の位置で、外力によって容易に関節は動揺する。この中で最も関節がゆるんだ位置を最大ゆるみの位置(least-packed position)という。

表一 しまりの位置(CPP)と最大ゆるみの位置(LPP)
関節 CPP LPP
肩関節
上腕尺骨関節
上腕橈骨関節
手関節
手MP関節(2~5)
IP関節
母指手根中手骨関節
股関節
膝関節
足関節
足根骨関節
足MP関節
脊椎 外転・外旋位
伸展位
半屈曲・半回内位
背屈位
最大屈曲位
伸展位
最大対立位
伸展・内旋位
最大伸展位
背屈位
最大回外位
背屈位
背屈位 半外転位
半屈曲位
伸展・回外位
半屈曲位
半屈曲・尺側偏位
半屈曲位
母指中間位
半屈曲位
半屈曲位
中間位
半回内位
中間位
中間位

関節包内運動の障害の原因

Ⅰ、関節包内の原因
1、気質的変化
①関節面の癒合 ②関節面の破壊、変形
③関節包・靭帯の断裂、ゆるみ ④関節包・靭帯の癒着、短縮
2、機能的変化
一次性関節機能異常

Ⅱ、関節包外の原因
二次性関節機能異常
1、器質的変化
①骨アライメントに異常  骨折後変形、手術、下肢長差など
②筋のアンバランス  短縮、断裂、麻痺など
2、機能的変化
筋スパズムなど

関節機能異常の症状

1、痛み、運動痛、圧痛、関連痛
2、運動制限
3、感覚障害、感覚異常(しびれ感)、冷感、鈍麻
4、筋スパズム、凝り
5、筋力低下、筋萎縮
6、腫れ、発赤
7、皮膚の硬化
8、その他 かすみ目、耳鳴

診断と評価

①副運動の検査
副運動の検査は最大ゆるみの位置で関節の遊びである、離開および滑りの範囲を調べる。遊びの過剰は関節のしまりの位置またはゆるみの位置で動揺の有無を調べる。

②構成運動の検査
構成運動の検査は、骨を他動的または自動的に動かし、関節面の滑りの範囲を調べる。関節の遊びの減少と構成運動の減少は関節可動域の制限として現れる。患部を動かすことで、関節包内運動を起こし、この制限により関節機能異常の症状である痛み、痺れ、筋スパズムを誘発する。各関節を動かし可動域制限、筋緊張、痛みの部位を調べる。

③有痛性疾患の評価
仙腸関節の動きの検査法には体幹の前屈、後屈、側屈、SLR、fadirf、fabere、がある。

1、体幹の前屈、後屈、側屈では可動域制限に加えて、動きの左右差も比較する。また誘発される痛みが運動方向側か逆方向側かも調べる。

2、SLRは下肢を膝伸展位で挙上する方法である。挙上は強くする必要はなく、下肢を徐々に挙上し骨盤が動き出すところを目安に、筋緊張、可動域制限、痛みを調べる。

3、fadirfは背臥位で股関節を90°屈曲位から内転―内旋―屈曲するもので、その制限の有無、緊張方向、痛みの発生を調べる。

4、fabereは背臥位で股関節を屈曲―外転―外旋―伸展する方法である。

これらの検査法はAKAの治療の前後に行い、治療効果の判定にも使用する。ただし、痛みは自覚症状であり、痛みの変化を主な効果判定の指標として治療を行うと、単純性関節炎や関節炎特殊型の場合、痛みの改善が明確でないことがあり過剰となることが多い。それ故、上記の1~4で筋緊張や可動域の変化を判断基準とする。

診断

身体各部位に痛みを起こす原因関節には仙腸関節が最も多く、さらに痛みを主症状とする有痛疾患はAKAの治療により3型に分類できる。

1、関節機能異常
2、単純性関節炎
3、関節炎特殊型

禁忌

1、AKAの禁忌事項
一般的に禁忌疾患は骨折の新鮮例、骨腫瘍、骨髄炎、化膿性および非化膿性関節炎の急性期、関節捻挫のうちで関節靭帯の一部が断裂しているsprainの急性期などである。
2、関節機能異常、単純性関節炎、関節炎特殊型に対する禁忌
①腰痛に対する伝統的な腰痛体操などは、痛みなどの症状を増悪させることがある。
②頚椎牽引、腰椎牽引などは痛みなどの症状を増悪させることがある。

痛みに対してAKAを実施する際の一般的注意事項

① リラックスできる安定した治療肢位をとる。
② 患者を精神的、身体的にリラックスさせる。筋の緊張により、関節が固定されAKAが実施できない。
③ 粗雑な取り扱いを避け、痛みを起こさないように留意する。粗雑な取り扱いは精神的な緊張を引き起こし、リラックスできない。
④ AKA中に痛みを起こさせない。技術は愛護的で、突発的な力を加えずゆっくりと関節を動かす。痛みが発生すればすぐに中止する。患者の肢位、術者の手の位置、動かす力の方向に誤りがないか否か検討する
⑤ AKAの強さは(中)または(弱)を用いる。(強)を用いるとAKA後に痛みを発生する。
⑥ AKAは同一方向に一秒以上は力を加えない。
⑦ 一回の治療で同一関節に対するAKAの回数は一方向一回とし、多くとも二、三回以内にとどめる。
⑧ 特に仙腸関節のAKAは中→戻し→弱で終わる。
⑨ AKAの治療間隔は一般的に二週間以上の間隔をあける。
⑩ 技術が未熟な者は指導者のもとで実施することが望ましい。誤った方法で実施すればAKA後に痛みを生じさせる。

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