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マイオセラピー(急性筋傷害と慢性筋傷害の治療方法)

マイオセラピーについて、急性筋傷害と慢性筋傷害の治療方法に分けて理学療法士がレポートにして公開しています。

リハビリ系の学生さんは参考にしてみて下さいね。

マイオセラピーとは

筋軟化、筋硬化および筋硬結がなくならないと、二次的に起こっている筋スパズムや筋浮腫は消失しない。筋スパズムや筋浮腫は日常の生活活動によって容易に憎悪したり緩解したりする。しかし筋軟化、筋硬化および筋硬結は放置して容易に変化・消失することはなく、さらに慢性化するとその周辺筋繊維にも病的変化が進み、筋硬結はより大きく成長するため、特殊な処置(治療)を要する。

●筋スパズム・筋浮腫・・・生理学的な状態
●筋軟化・筋硬化・筋硬結・・・病態生理学的な状態

急性筋傷害の治療方法

治療に対する反応は慢性筋傷害よりも良く、短時間の治療にて著効を示すことが常である。
【摩擦法】
*目的:鎮痛を誘起し、筋スパズムを抑制する。
*方法:傷害筋を含む筋膜の表面にて行う線状(振動運動)または円状のくり返し経皮的ストロークであり、1~5Hzの振動にて行う。皮膚を擦るようなストロークではなく、皮膚と治療指または肘などは一体となる。
**筋の深部に押し込むような“押し引き”運動は起こさない。
「効果」窪みの消失。筋弛緩。
【圧迫法】
*目的:傷害筋およびその近傍局所組織での拡散の上昇による循環動態の改善。
*方法:病変筋を数秒間持続的に、あるいは1~5Hzの振動にて繰り返し深部に向かって圧迫する。
*適応:筋ゲルや筋浮腫に対して行われることが多い。
痛覚過敏な部位や、内圧が高く“パンパン”に腫れあがり、摩擦を加えても“ツルツル”と滑るような筋ゲルに対して用いられることが多い。
≪圧迫力≫・・通常10~30kg。
筋硬結の筋ゲルに対しては、肘や器具などにより瞬時に50~60kg

慢性筋傷害の治療方法

【圧迫摩擦法】
*目的:局所において、拡散の上昇や炎症反応、特に神経性炎症反応を誘起する。
全身性には鎮痛系を代表とする生体防御・調節機構の促通を行う。
*方法:圧迫を加えて、その最深部に摩擦を加える。
3)急性or慢性筋傷害の治療法
【伸張法】
*目的:治療の最後や途中でも治療効果を判定したいときなどに用いる。
伸張の効果も目的となる。

治療テクニック

【急性筋傷害】
≪目的≫筋軟化と筋スパズムの軽減
* 筋軟化に対して摩擦法5~10分が有効(無痛性で、もっとも深部での持続的な摩擦法)
* 激痛により筋軟化の直接的な治療に最初から入れない場合は、その周辺の筋スパズムや筋浮腫を軽減させてから徐々に筋軟化部の摩擦法を行う。
* 筋軟化が消失したら、その部分への直接圧迫や伸張法を用い、痛みの誘発と筋スパズムによるROM制限、特に短縮痛を起こさせる方向への運動制限の有無を調べる。
* 通常一回の治療にて完了するが、痛みが2日以上残存する場合はさらにもう一回の治療を行う。2回目の治療は初回日より3日後でよい。
● 筋スパズムを軽減・消失させ、筋軟化を残存させると、その後痛みが増強し、より強力で広範な筋スパズムが出現する可能性が高い。
【慢性筋傷害】
≪目的≫筋硬結の芯の除去
* 全身性になってくるので急性筋傷害で用いた局所治療では十分な効果は得られない。
* 全身の筋の緊張が亢進し、短縮している状態と考えてよい。
* 筋硬結があると、その筋と筋連絡する筋・関連痛が発生する筋にも筋硬結が生じて短縮する。
* 筋硬結は周辺の慢性の筋スパズムや筋浮腫により固く守られ、包み込まれているので複数回の治療に分けて、それらを除いていく。
* その経過の中で筋ゲルを触れるようになる。筋ゲルには内圧が高く“プリプリ”した触感で摩擦しても“ツルツル”して圧迫や摩擦などの機械的刺激が加えにくい不動性のものと、局限した硬いものであるが圧迫に対して変形したり、指なのに引っかかるほどの緩みがあり柔軟性のあるものとの2つに大別できる。

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