PNF(固有受容性神経筋促通手技)

こんばんは( ゚Д゚)

投資家理学療法士のたかちゃんです☆彡

今日はPNFのレポート公開していきます^^

では行きまーす♡

○PNF(固有受容性神経筋促通手技)

PNFはKabatがGellhorn,Hellebrandtらの生理学的事実を引用・理論化し、Knott,Vossらによって具体的手技が加えられて今日に至った運動療法に必要な治療手技の一つである。

・定義
「主に固有受容器を刺激することによって神経筋機構の反応を促通する方法」
・固有受容器
固有受容器には筋紡錘・腱紡錘・関節受容器・前庭器官などがある。外界からの環境の変化を感受する外受容器(皮膚の感覚器)にも刺激を加える。
【機能】・ 自己の身体各部位の相互関係を知る位置の感覚。
・ 視覚による制御を除いて随意的に関節角度を変化させた時の運動の方向と速度を知る動きの感覚。
・ 抵抗に抗して運動や肢位保持をするときの筋力を知る力の感覚。・・・etc

・ファシリテーション・テクニックに関する生理学的事実(根拠)
【Gellhornの実験】
1)人の筋活動パターン(組み合わせ)→促通パターンの部分的根拠
(例) 前腕回内位 前腕回外位
上腕二頭筋 橈側手根伸筋 橈側手根屈筋
上腕三頭筋 橈側手根屈筋 橈側手根伸筋
これらの結果は部分的であるがPNFの促通パターンに応用される。
2)筋の伸張→筋伸張の生理学的根拠
Gellhornの実験(麻痺下のサルの大脳皮質に90Hzの電気刺激を加え、筋の伸張時と非伸張時のEMGを比較した。)により、筋伸張の筋活動に及ぼす促通効果は、皮質刺激と伸張された筋に由来する固有受容器性刺激との相互作用の結果として説明される。この結果はPNFパターンを施行する時の開始肢位において十分な筋の伸張に対する生理学的な裏づけになる。
3)関節の固定(抵抗)→抵抗の生理学的根拠
2)と同様の実験により、関節が固定されていると大きな筋放電が得られるという結果が得られた。しかし末梢の求心性神経を切断するとこの現象がみられなくなることから、固有受容感覚系にインパルスが皮質刺激による運動に促通効果をもつものと考えられている。
4)肩のProtractionとRetraction→促通肢位の部分的根拠
サルで実験したところ
Protraction・・・上肢の筋活動を促通する。
Retraction ・・・抑制作用をもつ。
この結果は四つ這い保持などでも応用されている。

・促通
1)臨床的に
①空間的促通:手関節と肘関節の同時刺激(牽引など)。
②時間的促通:同一の関節に対し、時間的にずれたすばやい刺激を2回以上加える。
2)促通の要素
①用手接触
筋・健・関節内の受容器を刺激することによって正しい方向に抵抗が加わるように考慮する。
②指示と意思疎通
視覚:運動の方向を目で追うようにさせ、空間的感覚をもたらす。
聴覚:声の抑揚が反応パターンに影響を及ぼす。
③筋伸張
伸張刺激:筋の伸張によって固有受容器の興奮性を高める。
伸張反射:伸張刺激の状態を急激な伸張によって一気に反応を生じさせる。
「禁忌:急性関節炎などで痛みのある患者etc...」
④牽引と圧迫
牽引:運動を滑らかにする。主に上肢のパターンで利用。
圧縮:姿勢の安定と保持に有効。主に下肢のパターンで利用。
立脚相に腸骨稜上部から踵へ垂直方向に急激な圧迫を加えることで、下肢筋群の同時収
縮が得られる。
「近年の報告」
* Yanagisawaらは、下肢の圧縮操作は下腿三頭筋の興奮性を高めることを誘発筋電図H波を用いて明らかにしている。
* Svendsenらは、膝関節の牽引が大腿四頭筋の筋活動を促通すると報告している。
⑤最大抵抗
PNFで最大抵抗が用いられている理由はGellhornの実験3)により証明されている。
最大抵抗とは患者の振戦の現れない程度の抵抗。
抵抗の加え方は、可動域を延長域・中間域・短縮域に3分割し、中間域には強い抵抗、
延長域・短縮域には弱い抵抗をかける。
⑥正常なタイミング(運動学習)
運動は遠位から近位へ、回旋は最初から最後まで加えられることを意味する。
⑦強化(オーバーフロー効果)
強調のタイミングは最大抵抗を加えながら促通パターンの中で行われるが、強い筋から
弱い筋への発散を引き起こすことができる。逆に弱い筋から強い筋への発散は不可能と
されている。(強調のタイミングに限っては正常なタイミングは無視される。)この放散
は抵抗が強ければ強いほど得られやすい。
**方麻痺では両側性促通パターンが適している。
⑧他動運動・自動介助運動
不全麻痺の患者に対して行うことがある。
自動介助運動ではその速度が速ければ反応時間は早いが筋活動は低下する。速度が遅け
れば反応時間は延長するが筋活動は増大する。このことは、自動介助運動を施行する際、
麻痺初期は運動スピードを遅くしてできるだけゆっくりと行い、筋活動の増大を期待す
べきであることを提言している。
⑨PNF肢位
スポーツで人が努力する時や日常で最大のパフォーマンスを必要とするときに観察され
る。
促通肢位は上下肢ともに意図した筋の反応時間を速める。筋が十分に伸張された状態をつくることが大切。
PNF肢位を他動的に保持すると・・
①固有受容器を通して、大脳皮質を非特異的に覚醒させる。
②脊髄運動細胞の興奮性を増大させる。
③筋発生張力の増大、反応時間の短縮などの行動覚醒を生じる。

・特殊テクニック
1)反復収縮
目的:筋力増強と協調性の向上。(反復刺激によって条件反射機序を作る。)
方法:促通パターンを用いて片側方向の運動のみを繰り返し行い、2つの方法がある。
①可動域の初期の運動を繰り返す。これは伸張反射を十分に利用しながら繰り返して収縮を起こさせ、最後に全可動域の運動を行う。
②可動域の中間の運動を繰り返す。これは可動域の中間の筋力が弱い場合に用いられる。
**正常なタイミングの中で行い、また可動域の最初から最後までを動かすものではない。
2)スロー・リバーサル
目的:筋力増強・協調性の向上・持久力の向上。
方法:促通パターンをゆっくりと往復運動させる。
**Sherringtonの継時誘導を利用している。
(Ex)上肢の屈曲・外転・外旋パターンを促通したければ、その拮抗パターンである伸展・内転・内旋パターンから行い、片道2~3秒のゆっくりとした運動を3~10往復行う。そして最後は屈曲・外転・外旋パターンで終了する。
3)スロー・リバーサル・ホールド
目的:筋力の増強であるが、特に関節の安定性を向上させる。
方法:等張性収縮であるスロー・リバーサルの最中に等尺性収縮を加える手技。
等尺性収縮を加える時間は2~3秒。
4)リズミック・スタビリテーション
目的:筋力増強・安定性の向上・協調性の向上。
方法:等尺性収縮(2~3秒)を用いながら拮抗する方向に交互性の抵抗を加える手技。
できれば4方向から交互に急速な抵抗の変換をリズミカルに行う。
利点:動作時に痛みがあっても関節を全く動かさずに筋力を増強できるという利点がある。四肢だけでなく、体幹・頸部にも行うことができる。
**失調症の治療手技としては賛否両論で、手技の施行直後には明らかに運動障害は軽減するが効果の持続時間が30分前後と短いことと、手技が困難であることを今後の問題としている。
**スロー・リバーサリーと同様に継時誘導の原理を利用したものであるが、等張性か等尺性かの違いである。
5)ホールド・リラックス
目的:リラクセーションを得る。筋緊張を低下させROM増大を図る。
方法:2~3秒の最大等尺性収縮の直後に力を抜かせる。
適応:筋緊張が高く筋の短縮がある部位。
6)コントラクト・リラックス
「コントラクト・リラックス」は「ホールド・リラックス」と非常によく似た手技。
方法:わずかな回旋運動のみを伴う最大の等張性収縮を利用する。
**Markosは「コントラクト・リラックス」と「ホールド・リラックス」は同側ばかりでなく対側の可動域の増大・筋萎縮防止にも効果があると報告している。
7)リズミック・イニシエーション
目的:運動開始時の能力を改善する。
方法:①他動的に数回運動を繰り返す。
②次に自動介助的に運動を数回繰り返す。
③最後に自動運動のみで同一の運動をリズミカルに数回繰り返す。
適応:固縮などが原因で運動を滑らかにすることができない患者。
意識低下の患者・位置感覚の鈍っている老人など。
**Ⅳ‐2)‐⑧より自動介助運動はスピードに配慮する必要がある。

・適応と禁忌
【適応】ギランバレー、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、末梢神経損傷、脊髄損傷、運動失調症、パーキンソニズム、CVAによる片麻痺、RA         etc
【禁忌】・急性期の外科・整形外科疾患

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