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言語聴覚士はやめとけと言われるリアルな理由

「言語聴覚士はやめとけ!」とよく言われることがありますよね。

また同じリハビリテーション科の作業療法士や理学療法士も同様にやめとけと言われています。

この記事ではなぜ「言語聴覚士(リハビリ)の仕事はやめておけ」と言われるかを経験約10年の現役セラピストが解説します。

st-yametoke

結論

まずガツンと結論から書くと「言語聴覚士やめとけ」と言われているのは普通に働いていたら残念ながら正論です。

それではなぜ正論であると書いているでしょうか?

正論と述べた理由と改善策を以下にあげていきます。

低年収

参考にしていただきたいのが以下の発表です。

理学療法士の平均年収は約406万円とされています。

引用:(厚生労働省 平成28年賃金構造基本統計調査より)

リハビリ科の平均年収はざっくり400万円です。

この数字をみてどう思うかは人それぞれかもしれませんが、理由は後に書きますが私は「低すぎるし夢がないなぁ」と感じてしまいます。

新卒や3年目までの若手(20歳代半ば)であれば「周りも皆こんなもんだしなぁ」悪くないじゃん?

と感じる人もいるかもしれませんが、このサイトをみている皆さんは昨年と比べてどの位給料が上がりましたか?

昇給は雀の涙程度

多分良くても5000円位ではないでしょうか?

ここで冷静によーく考えてみて下さい。

年収換算したらどの位去年より稼げるようになっていますか?

多くの人の昇給額は3000円前後である事が予想されますので、昇給3000円と仮定してざっくり計算すると給料だけで年間36000円。

賞与だって正直たいして変わらないので、年収換算で合計10万円上がれば良い方で、多くの人が5万円か6万円位しか年収換算したら上がってないのがリアルだと思います。

一般企業の年収と比較

引用:ニッケイスタイル

ニッケイスタイルさんに良いまとめがあったので引用させていただきます。

この表を見てどう感じますか?

上記に述べたように29歳までであれば一般企業もリハビリテーション科(言語聴覚士)の年収は大きく変りません。

しかし一般企業では年齢を重ねるにつれて昇給もしっかりしており、45歳の時には年収も750万円位になっています。

はっきり言って病院で普通に働いていたら40代になっても精々年収は500万円いくか程度でしょう。

このことから私は「年収低すぎるし夢がないなぁ」と感じてしまうと同時に「言語聴覚士はやめとけ」と言われてしまうのです。

じゃあもうどうしようもないかと言われたらそうではありません。

「言語聴覚士はやめとけ」これには加えたい条件があります。

「病院や施設で安月給で普通に働くのはやめとけ」ってお話です。

じゃあどこで働けば良いの!?と感じるかと思いますので付け加えて説明していきます。

病院や施設で自分を安売りしない

これまで述べてきたように、病院や施設で働いている方は内心「給料安いよ」「年収低すぎ」「昇給額がしょぼい」「生活が厳しい」など思っているのではないでしょうか?

「やめとけ」って言われる一番の要因が給料が安いからです。

当たり前ですが生きていくにはお金が必要であり、綺麗ごと言っていたらいつまでたっても口は悪いですが底辺暮らしです。

なら単純に給料が良い職場を探してそこで働けばこの問題は解決するんです。



そこで目をつけるのが訪問リハビリです。

訪問リハビリに転職すれば解決

訪問リハビリは稼げると噂で聞いたことあるかもしれませんが、本当に稼げます。

実際に私自身の給料も20歳代後半から給料は40万円以上、年収で600万円近くあり、2018年からずーっと発信していた総資産も3000万円に到達しています。

私の給料明細はこちら

ちなみになぜ訪問は稼げるかというと超簡単に言えば病院や施設とは違い1単位辺りの単価が高いからです。

あまり実感がないと思いますが、このリハビリの仕事も営業と同じなんですよね。

リハビリで単位(点数)取れなければ、車の営業マンが車売らないのと同じ状態になります。

同じリハビリでも訪問の方が点数高いから給料も良い。当たり前な話ですよね。

個人的には病院や施設の安月給で働かないで早く訪問の分野に転職してお金稼ぐことを強くおすすめします!

そうすることで年収もアップするので「言語聴覚士はやめとけ」と言われないですみます。

ちなみに私は1年目の病院がブラックで2年目にマイナビコメディカル
などの無料転職サイトを利用して転職し、訪問に行きましたが問題なく働く事も出来ていて本当に転職して良かったと感じていますよ。



また転職に躊躇する人もいますが、1万人へのアンケートみても転職を後悔している人は少ないです。

このまま安月給で働いていても正直お先は真っ暗です。

給料が良い職場で働くと本当に色々と心のゆとりも生まれるので転職サイトをのぞくだけでも価値はあると思います。

更にアドバイスすると今の職場をすぐに辞めるのではなく、仕事しながらエージェントに登録して、良い求人がないか見ておくのです。こうする事で、無職になることなく完全ノーリスクな転職活動が出来ます。

まとめ

・病院や施設で安月給(年収500万円以下)で働いていたら「言語聴覚士はやめとけ」というのは正論

・訪問リハビリは普通に稼げるから早く転職して稼ぐ

・良い求人はかなり転がっている

・稼げる環境に転職出来たら「言語聴覚士はやめとけ」というのは解決できる



今日が人生で一番若い日です。

あんまりお金お金言いたくないですが、お金がある事で本当に人生変わります。皆さんも給料が安くて不満があるなら行動してみて下さい。そうすればこの「やめとけ」問題は解決されます。

私にだって出来たのですから、画面の先の皆さんも大丈夫です。

画面の先の皆さんに良い未来がある事を影ながら祈っています。

最後まで見ていただきありがとうございました。