【言語聴覚士】ボーナス額の平均を現役セラピストが解説

言語聴覚士（ST）をしていると多くの職場でボーナス（賞与）が出ると思います。ボーナス額の平均はどの位で、自分は多くもらっているのか？それとも残念な事に少ないのか？

この記事では言語聴覚士は勿論ですが、同じリハビリ職の理学療法士や作業療法士に向けて実際にボーナス（賞与）の平均はどの位かを書いていきます。

また低い人に向けてどのようにしたら収入が上がるのかを、経験約10年で年収600万円ある理学療法士が解説します。

少数とは思いますが、なんで言語聴覚士のボーナス相場を理学療法士が解説するの？と思う方がいるかもしれませんが、同じリハビリ科であり、診療報酬は言語聴覚士も理学療法士も変わらないことからボーナスもさほど変わらないというのが現状です。

そのため、理学療法士・作業療法士のボーナスの平均額も非常に参考になるかと思います。

理学療法士（PT)・作業療法士（OT)の方も参考になるかと思いますので、相場を知りたい方や収入を増やしたいと考えている方は見てみて下さいね。

言語聴覚士のボーナス平均

参考資料として、厚生労働省の賃金構造基本統計調査である、理学療法士のボーナス平均が見つかりました。

理学療法士の平均になりますが、理学療法士も言語聴覚士も先ほど述べたように診療報酬は変わらないで参考にされると良いかと思います。

2017年に行われた調査では、理学療法士（平均年齢：31.5歳、平均勤続年数：5.3年）の1年間の平均賞与（ボーナス）は639900円

引用）厚生労働省 賃金構造基本統計調査

1年間で約64万円と出ていますので夏・冬で分けると一回のボーナスで約32万円が平均支給される計算となります。

これが多いと感じるか少ないと感じるかは皆さんの感覚次第であると思いますが、理学療法士をしている私としてはこの平均額は残念ながら非常に少ないと感じます。

なぜなら一般企業のボーナスは厚労省によると、全体のボーナス平均額は以下のようになっているからです。

一般企業のボーナス平均

厚生労働省の毎月勤労統計調査（全国調査・地方調査）によると、単純計算しても合計で約74万円ですので年間約10万円分も低いことになります。

2017年　賞与平均額
夏季賞与：36万6502円
冬季賞与：38万0654円
引用） 厚生労働省｜毎月勤労統計調査（全国調査・地方調査）

悔しいですが、あれだけ高い学費をかけて辛い実習してきたのにこれが現実です。

これらより私は言語聴覚士はじめ理学療法士・作業療法士のボーナスは安すぎると感じています。

ボーナスが安いと感じたので私はある行動をおこし、大きく収入を上げることが出来たので、次に私（理学療法士）のボーナス明細と給料明細を提示していきます。

私（理学療法士）自身のボーナス明細と給料明細

この賞与明細は令和元年の6月（夏のボーナス）となります。

総支給額で40万円です。

ちなみに冬もこのくらいですので合計80万円程度はもらうことになります。

年収も他の記事に沢山公開しているので、ついでに給料明細も参考程度に載せておきます。

こちらは令和元年5月の給料明細です。

ボーナスよりも多くもらっており総支給額は約47万円となります。

ちなみ残業代が多くありますが、こちらは訪問件数によるインセンティブになりますので残業はほぼありません。

これらより給料＋ボーナスで私の年収は約600万円程度になります。

恐らく理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の中では稼いでいる方かと思います。

このページをみているセラピストの皆さんはこの明細をみてどう思うでしょうか？

自慢をするわけではありませんが、生きていくのにやはりお金は必要になります。

お金がなければ、良いところに住めないし、美味しいものも食べられなければ、結婚や子育てにまで影響してきますよね？

そう考えておくと稼げるうちに稼いでお金は持っておいた方が賢いと思います。

ではどのようにこれだけの給料をもらえるようにしたかというと訪問看護ステーションに転職をしたのです。

稼ぎたい気持ちがあれば勇気をもって転職しよう

病院と訪問看護ステーションでは診療報酬も違いますので、訪問の分野は稼ぎやすい環境と言えます。

実際に今の病院や施設にいても昇給は毎年3000円前後位ではないでしょうか？

悲しいですがこれでは10年かけてもたいして年収はあがらないのです。

だったら勇気をだして条件の良い職場に移るのが一番確実で手っ取り早いです。

しかもツイッターアンケートをみていると退職して後悔している割合はかなり低い結果となっています。

ちなみに言語聴覚士は理学療法士よりもかなり人数が少ないため、貴重な人材となりますので、転職市場では非常に有利な状況です。

また転職活動に対して不安な方もいるかと思いますが、基本的には転職のプロに相談してきちんと見極めれば大丈夫です。

また働きながら転職活動をしていくには時間的にも体力的にも大変なものとなります。

そこで大手で安心できる無料の転職サイト（マイナビコメディカルなど）を利用して効率よく活動を行うのが望ましいです。

転職サイトを利用することで、このサイトをみている皆さんの代わりに希望条件に合った職場を探してくれるサービスです。職場見学や面接の日程調整・履歴書添削・面接練習・給与交渉(これが一番ありがたい)・職場の内部事情も教えてくれます。

サイトは有料の会社含めていくつかありますが、無料サイトで十分であると思います。

転職しようと考えている人は、早めに転職サイトに登録しておくと条件の良い職場を見つけやすくなります。転職はいかに早く動くかで良い求人を見つけられるかが決まります。

更にアドバイスすると今の職場をすぐに辞めるのではなく、仕事しながらエージェントに登録して、良い求人がないか見ておくのです。こうする事で、無職になることなく完全ノーリスクな転職活動が出来ます。

また無料の転職サイトに登録したら必ず、そこの会社のスタッフと連絡を取り情報収集をしてみて下さいね。

せっかく登録したのに、話を聞かないで良い情報を得られないのは、勿体ないにも程がありますので。ゴールはすぐそこなんてこともあり得ます。

最後に私が見た無料の転職サイトを３つ紹介しておきます。

では影ながら皆さんの転職が成功する事を祈っていますね。

言語聴覚士向けの無料転職サイト４選

第1位☆　マイナビコメディカル　

	マイナビコメディカル
会社	株式会社マイナビ
対象地域	東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城・岐阜・静岡・愛知・京都・大阪・兵庫のみ
お祝い金	なし
特徴	皆さんもきいたことがあるであろう、株式会社マイナビさんが運営しています。俗にいう大手の安心感がありますね。 こちらのサイトはPT・OT・STの転職・就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーもおり、若手に強い転職サポートがあります。「職業紹介優良事業者」認定も取得しており、電話やメールでの求人紹介もしています。地域が限定されているので注意が必要です。

 

第２位☆　メドフィット リハ求人.com　

 

	MEDFit（メドフィット）
会社	株式会社Genten Links(ゲンテンリンクス)
対象地域	全国対応
お祝い金	なし
特徴	PT・OT・ST求人サイトです。紹介のスピードには定評があります。非公開の求人も多数あります。現場の生の声もきけるので、人間関係など職場を選ぶポイントをおさえられます。

 

第３位☆　MC-介護のお仕事

 

	MC-介護のお仕事
会社	株式会社メディカル・コンシェルジュ
対象時域	全国対応
お祝い金	なし
特徴	PT・OT・ST求人サイトです。全国の求人をカバーし、好条件の非公開求人を多数保有しています。働き方も常勤・派遣・短期など選べ、専任のコンサルタントが転職サポートしてくれます。特に介護業界の求人には優れています。