社会人2年目になり給料の手取り額が減った!!なんで!?
と悩んでいる人はいませんか?
2年目になり4月に昇給したのに、なぜ1年目の時よりも低いんだろう?
そこで本記事では社会人2年目の平均年収・手取り額と手取り額が1年目よりも少なくなる理由をまとめていくと同時に手取り15万円の一人暮らしの生活シュミレーションをしていきます。
私自身もFP2級を取得していますから、少しでも少しでもご参考になれば幸いです。
目次
社会人2年目は昇給しても手取り額では少なくなるのが普通
ちなみに私も当時疑問に思いましたが、これ画面の先の皆さんも疑問に感じる人がいるので説明します。
これは結論述べると住民税が取られるようになるからです。
住民税というのは、昨年の1月~12月までの総収入を元に支払い額が決定します。
多くの人が4月入社ですから、4月~12月までに稼いだ金額で決まります。
社会人1年目の時は学生時代にアルバイトなどで、かなりの金額を稼いでいない限りは1円もかかりませんが、就職前年のアルバイト収入が一定額ある場合などは1年目から天引きされることもあります。
社会人2年目になると、全員去年働いていたので昨年の収入を元に、計算されて給料から自動的に天引きされるようになります。
例えば1年目の年収(4月から12月まで)が200万円だとすると、月に約5000円程度天引きされます。
社会人2年目の平均年収は200〜300万程度
同じ社会人2年目であっても、最終学歴ごとに平均年収は異なります。
最終学歴 | 平均年収 |
高卒 | 237万円 |
短期大学・専門卒 | 257万円 |
大学卒 | 290万円 |
こうしてみると、社会人2年目だと年収200万円代の人が過半数位はいるのです。
とはいえ、中には社会人2年目から年収300万円~400万円をもらう人もいます。
年収が高めな理由は、国家資格の専門職などの職種、もしくはボーナスが影響しています。
ちなみに普通の会社に就職した大学を卒業した23歳前後の人の1年間のボーナス平均額はざっくり36万円。多くの企業は夏と冬で2回支給があるので、1回あたり18万円もらえます。
しかしこれが就職するのが難しい超大手のホワイト企業となると、大体給与の2.0倍以上の額がボーナスとして支給されるので、1回のボーナスで40万円、2回合計で80万円もらえているなんてのは良くある話です。
計算すると、ボーナス支給額が1年間で大企業80万円-普通の企業36万円=44万円
給料が変わらなくても、ボーナスで年間44万ほど差がついてしまえば、年収が違ってくるのも当然ですよね。
20代の業界別平均年収ランキング
dodaの調査によると、20代の平均年収は345万円でした。
でも、業界によって給与水準は違いますよね?
そこで、業界別の平均年収のランキング形式で紹介します。
1位 | 総合商社 | 370万円 |
同率1位 | メーカー | 370万円 |
3位 | IT/通信 | 368万円 |
4位 | 金融 | 366万円 |
5位 | 建設/プラント/不動産 | 364万円 |
6位 | インターネット/広告/メディア | 350万円 |
7位 | メディカル | 346万円 |
8位 | 専門商社 | 344万円 |
9位 | サービス | 322万円 |
10位 | 小売/外食 | 306万円 |
※参照:doda 平均年収ランキング 最新版【年齢別】
どの業界も20代と29歳まで年齢を引き上げると平均年収が300万円を超えていきます。
そして1位は同率で総合商社とメーカー業界で平均年収が高いです。僅差でITや金融が続いているのがわかります。
しかし、先ほど触れたボーナスにも関与しますが、企業の業績が良くないとボーナスカット何てのは良くある話です。業績が好調か不調かでボーナスの支給額は、業種関係なしに年収が大きく変動してしまいます。
企業選びの際は、企業の業績が好調かどうかも確認するのがおすすめです。
社会人2年目の平均手取り額はいくらか?
ここからは社会人2年目の1ヶ月の平均手取り額を見ていきましょう。
賃金構造基本統計調査にわかりやすい一覧表があったので載せておきます。
引用:厚生労働省 令和元年賃金構造基本統計調査
この表を見ると社会人2年目の給料はざっくり20万円という事がわかります。
そして手取りは社会保険料や源泉徴収税、先ほど書いた住民税が控除されて平均15万円~16万円程度になります。
手取り15万円で1人暮らしをした生活シュミレーション
少し少なめに見積もって手取り15万円だと、どの様な生活になるかを検証していきます。
項目 | 金額 |
家賃 | 5万円 |
食費 | 3万円 |
光熱費 | 1万円 |
通信費(NURO Mobileなどの格安SIM) | 3000円 |
日用品 | 1万円 |
交際費 | 3万円 |
貯金 | 2万円 |
その他 | 7000円 |
合計 | 15万円 |
基本的に家賃は収入の3分の1以下と言われているので、手取り15万円だと管理費込みで5万円以内の物件が基本になります。東京で5万円だと都心部だとかなり古い物件にするか、少し離れた千葉や埼玉に住むなどして比較的築浅物件を探す工夫が必要です。
またスマホ代もNURO Mobileなどの格安SIMの使用は必須です。
ちなみに私も使ってますが、速度も気にならないから全然おススメです
これで20GBで3000円以内に収まります。
ドコモ・ソフトバンク・auだと20GBで8000円以上するから5000円は節約できます。
格安SIMは簡単に切り替えられるし、かなり世間に認知されてきているので使ったことない人は使ってみましょう。
しかし娯楽や貯金に回す金額は少ないので、なるべく節約する事が必須になりますね。
そして車を購入して維持するのも一人暮らしでは困難です。
ちょっと制限がありますよね。
大事なのは、来年、再来年の給料はどうなっているかです。
今画面の先の皆さんの所属している会社は1年勤務して、手取り給料はどの位あがりましたか?
年間の昇給金額が3000円程度だったりするようなら、来年も同じような生活が続くのが現実です。
正直手取り15万円では贅沢なんて出来ません。
人間誰だって少しくらいは贅沢して生活は豊かな方が良い物ですし、将来の事も踏まえて貯金しておく必要があります。
画面の先の皆さんの会社が昇給金額が少ないようなら、方法はただ一つで転職しかありません。
昇給が見込めない場合は転職活動をしよう
昨年の昇給状況や先輩の年収を見ても、平均を下回っている会社や業界に属している場合は、将来の事も考えて転職を視野にいれていきましょう。
今の仕事や職場環境も良く満足ならそのままでも良いと思いますが、それよりも年収が低いのは将来も含めて気になるという方は、ノーリスクな転職活動を始めてみる良い機会だと思います。
転職はリスクだが転職活動はノーリスク
これはどういう事って思うと思います。
どういう事かと言えば、いきなり今の会社を辞めて転職するのはリスクですが、今の会社に在籍しながら、無料の大手転職エージェントの【リクルートエージェント】に登録して年収が大きくUPするような良い求人がないか、自宅にいる時にスマホで情報収集しておくレベルの転職活動ならノーリスクで行動出来ます。
これなら今の会社からの収入も途絶える事なく、無職になる心配もありません。
そして良い求人があれば応募してみれば良いのです。
また応募した後も、エージェントに登録しておく事でめんどくさい事(見学日程の調整、面接練習、履歴書指導、給料交渉)もしてくれるので、無料だし利用しない手はありません。
ちなみに私は2年目にパワハラが原因で転職しましたが、年収200万円UPしましたしよ。特に給料やお金の面って自分から言いにくいので助かりました。
「そんな良い求人ないよ」と思うかもしれませんが、今は景気も良く、少子高齢化で働き手が不足しているので、かなり良い案件もあったりします。
まずは登録だけ試しにしてみましょう。
行動しなくては良い結果は生まれませんから。
では皆さんが年収UPして手取り額も増えて豊かな生活が出来ることを陰ながら祈っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。