理学療法士(PT)として働いて年収について考えたりするのは誰だってあるでしょう。
世間のセラピスト、また一般企業の人は平均どの位の年収なんだろう?みたい事を思う人は多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では理学療法士の平均年収と一般企業の平均年収のまとめ、そして生涯賃金も比較していきます。
また現在、年収が低いから稼ぎたいけど稼ぎ方がわからない人に向けて、年収を上げる方法を私(理学療法士)の給料明細・賞与明細の画像も公開して解説していきたいと思います。
ちなみにこの記事を書いたのは2019年ですが高い給料を資金に2021年にはFIREしている実績があります。
理学療法士だけでなく作業療法士・言語聴覚士の方も稼ぎたい方は非常に参考になるかと思いますのでよかったら見てみて下さいね。
目次
理学療法士の平均年収
まずは理学療法士の平均年収からみていきます。
理学療法士の平均年収は約406万円とされています。
引用:厚生労働省 平成28年賃金構造基本統計調査より
上記より理学療法士の平均年収は406万円であることがわかります。(作業療法士・言語聴覚士も平均年収は406万円前後です)
この406万円というのが多く感じるか?少なく感じるか?は人それぞれであると思いますが、結論から申し上げるとこの金額は非常に少ないと私は感じています。
理由はこの後に記載していく一般企業の平均年収と生涯賃金の比較をすれば一目瞭然であるからです。
では一般企業の平均年収をみていきましょう。
一般企業の平均年収
一般企業の日本国民所得は427万円とされています。
引用:平成27年度国民生活基礎調査より
国民生活基礎調査によると427万円が一般企業の平均額だそうです。
単純計算で20万円は低い計算となりますね。
続いて生涯賃金も見ていきます。
理学療法士と一般企業に勤務した人の生涯賃金
生涯賃金で言えば結論を述べると理学療法士は中卒以下というのが現実です。
(作業療法士・言語聴覚士も生涯賃金は中卒以下)
学歴 | 生涯収入 |
中卒 | 約1億9000万円 |
高卒 | 約2億1000万円 |
専門・短大卒 | 約2億2000万円 |
大学卒 | 約2億7000万円 |
理学療法士 | 約1億8000万円
(平均年収406万円×45年=182700000円) |
※生涯年収は男性を基準にしています。
せっかく高い学費を出して資格を取っているのにこれが現状です。
一般企業の大卒とは1億円以上も差が開いてしまいます。
だから私は理学療法士の平均年収は安すぎると感じているのです。
そして、これみると理学療法士として、すごく悔しくなるのは私だけでしょうか?
これをみて悔しくなった私はどうにかして収入を上げようと必死に考え色々模索しました。
そして出た結論はとしては条件の良い職場に転職をする事でした。
転職をしたことで私の年収は大きく上がり、今では約600万円位の年収となっています。
年収600万円近くあると単純計算で600万円×45年で2億7千万円はあるので一般企業勤務と大きく変らない程度にはなりますね。
ここからは私の給料明細と賞与明細の画像公開と転職する際に稼げる分野を書いていきます。
私(理学療法士)の給料明細と賞与明細
まずは私の給料明細を載せます。
こちらは令和元年5月の給料明細です。
ボーナスよりも多くもらっており総支給額は約47万円となります。
ちなみ残業代が多くありますが、こちらは訪問件数によるインセンティブになりますので残業はほぼありません。
更には土日休みで手取りが約38万円になります。
これだけもらえる理学療法士は正直少ないかと思います。
続いて賞与を公開します。
この賞与明細は令和元年の6月(夏のボーナス)となります。
総支給額で40万円です。
ちなみに冬もこのくらいですので合計80万円程度は来ることになります。
これらより給料+ボーナスで私の年収は約600万円程度になります。
恐らく理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の中では稼いでいる方かと思います。
このページをみているセラピストの皆さんはこの明細をみてどう思うでしょうか?
自慢をするわけではありませんが、生きていくのにやはりお金は必要になります。
お金がなければ、良いところに住めないし、美味しいものも食べられなければ、結婚や子育てにまで影響してきますよね?
そう考えておくと稼げるうちに稼いでお金は持っておいた方が賢いと思います。
ではどのようにこれだけの給料をもらえるようにしたかというと訪問看護ステーションに転職をしたのです。
稼ぎたければ訪問の分野に転職をしよう
病院と訪問看護ステーションでは診療報酬も違いますので稼ぎやすい環境と言えます。
ちなみによく訪問は経験3~5年以上必須と言われますがあれは嘘です。
流石に新卒の4月から訪問の分野で働くのは大変かもしれませんが、経験1年もあれば余裕でこなせると思います。私自身も2年目から訪問の分野で働いていますが問題なく業務をこなせています。訪問の事は訪問で学ぶべきです。
若手のセラピストはよく急変したらどうするの?という人がいますが経験10年目以上の人でも出来るとといえば正直、救急車呼ぶくらいですし、そもそも身体状況が良くない人は自宅にはいないで病院に入院しているケースが大半ですよ。
(たまにベテランセラピストが訪問は知識が十分になったらと言ってますがカッコつけてるだけですので無視でOKですw)
ですから経験が浅いセラピストもどんどん訪問の分野に飛び込んで、そして稼いでいくのが良いと思います☆彡
転職活動に対して不安な方もいるかと思いますが、基本的には転職のプロに相談してきちんと見極めれば大丈夫です。
また働きながら転職活動をしていくには時間的にも体力的にも大変なものとなります。
そこで大手で安心できる無料の転職サイト(マイナビコメディカルなど)を利用して効率よく活動を行うのが望ましいです。
転職サイトを利用することで、このサイトをみている皆さんの代わりに希望条件に合った職場を探してくれるサービスです。あた職場見学や面接の日程調整・履歴書添削・面接練習・給与交渉・職場の内部事情も教えてくれます。
特に給料交渉は私的には言いにくい事なので助かりました。
サイトは有料の会社含めていくつかありますが、無料サイトで十分であると思います。
転職しようと考えている人は、早めに転職サイトに登録しておくと条件の良い職場を見つけやすくなります。
転職はいかに早く動くかで良い求人を見つけられるかが決まります。
更にアドバイスすると今の職場をすぐに辞めるのではなく、仕事しながらエージェントに登録して、良い求人がないか見ておくのです。こうする事で、無職になることなく完全ノーリスクな転職活動が出来ます。
また無料の転職サイトに登録したら必ず、そこの会社のスタッフと連絡を取り情報収集をしてみて下さいね。
せっかく登録したのに、話を聞かないで良い情報を得られないのは、勿体ないにも程がありますので。ゴールはすぐそこなんてこともあり得ます。
最後に私が見た無料の転職サイトを3つ紹介しておきます。
どれも非公開求人もあり良いのでおすすめです。
では影ながら皆さんの転職が成功する事を祈っていますね。
おすすめの無料転職サイト
第1位☆ マイナビコメディカル
・登録は数分で簡単に出来るし個人的には一番おすすめ
・マイナビという大手の会社だから安心感あり
・対象地域限定のため注意
・非公開求人もあり
・条件の良い求人も多数扱っている
・「職業紹介優良事業者」認定も取得している
・転職後までの手厚いサポートが魅力
マイナビコメディカル | |
会社 | 株式会社マイナビ |
対象地域 | 東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城・岐阜・静岡・愛知・京都・大阪・兵庫のみ |
お祝い金 | なし |
特徴 | 皆さんもきいたことがあるであろう、株式会社マイナビさんが運営しています。俗にいう大手の安心感がありますね。
こちらのサイトはPT・OT・STの転職・就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーもおり、若手に強い転職サポートがあります。「職業紹介優良事業者」認定も取得しており、電話やメールでの求人紹介もしています。地域が限定されているので注意が必要です。 |
第2位☆ メドフィット リハ求人.com
・対応地域は全国で地方の求人も豊富
・上記2つの対象地域外であればこちらがおすすめです。
・紹介スピードが転職サイトでは1番早い
・各分野に支援チームがあるからキャリアアドバイザーの専門性が高い
・管理職の求人も多い
MEDFit(メドフィット) | |
会社 | 株式会社Genten Links(ゲンテンリンクス) |
対象地域 | 全国対応 |
お祝い金 | なし |
特徴 | PT・OT・ST求人サイトです。紹介のスピードには定評があります。非公開の求人も多数あります。現場の生の声もきけるので、人間関係など職場を選ぶポイントをおさえられます。 |
第3位☆ MC-介護のお仕事
・介護系(老健やデイ)に強い
・短期で働きたい主婦さんにおすすめです
・1日単位・短期・長期)を幅広く取り揃えている
・全ての雇用形態を取り扱っている
MC-介護のお仕事 | |
会社 | 株式会社メディカル・コンシェルジュ |
対象時域 | 全国対応 |
お祝い金 | なし |
特徴 | PT・OT・ST求人サイトです。全国の求人をカバーし、好条件の非公開求人を多数保有しています。働き方も常勤・派遣・短期など選べ、専任のコンサルタントが転職サポートしてくれます。特に介護業界の求人には優れています。 |