リハビリ系転職

【リアルな経験談】理学療法士の仕事を10年間して感じる良い点と悪い点

私自身、約10年間理学療法士として働いてきての良い点と悪い点について赤裸々に語り、良い面も悪い面も両方伝えていきます。(作業療法士(OT)・言語聴覚士(OT)の皆さんも参考になりますのでご覧になってみて下さい)

私の勤務歴は訪問看護ステーションで理学療法士(PT)として働いています。訪問で働く前は病院と介護老人保健施設(デイケア併設)で働いていました。

どんな仕事でも良い面と悪い面ありますが、良い面だけを伝えて期待させて実際に違ったというのは良くないと思うので悪い面も正直に書いていきます。

逆に悪い面だけ書いても不安になりますからね。

では早速、理学療法士の仕事の良い面から伝えていきますが、最後にはこの仕事の悪い点の改善策も載せていきますので最後まで見てみて下さいね。

pt-10nenn-uoitenn-waruitenn

理学療法士の仕事をしていての良い点

転職しやすい

これは理学療法士だけでなく作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)にも言えることですが、セラピストで1つの職場に10年など長年勤める人はごく一部であると思います。

だいたい3年位あれば、ほぼそこの職場についてと業務内容も分かってくるので、そこで得られる知識や経験をものにすることが出来ます。

よって向上心のあるセラピスト筆頭に新たなスキルと経験を求めて転職する人がおおくいるのです。

また現在日本では、高齢化社会に伴い介護分野において多くの人材が求められる環境にありますので、高齢者の骨折や脳梗塞なども増えている状態でリハビリを必要とする高齢者が増えてきています。

理学療法士は年々増えてきていますが、それでもまだたりていない状況です。

よって求人が沢山ありますので、仮に明日、今の勤務先をクビになったとしてもすぐに次の職場を探せるような状況にあります。

これは立派な強み(良い点)と言えるのではないでしょうか。

患者さん・利用者さんから感謝されやりがいはある

こちらも理学療法士だけでなく作業療法士・言語聴覚士にも言えることになりますね。

我々、理学療法士は利用者さん・患者さんの身体をよくする仕事です。

「理学療法」の定義は一言でいうと「基本的動作能力の回復」ですから当たり前ですよね。

基本的動作能力の回復を提供することによって、給料を貰っている身分ですが時によってはお金に変えられない価値に代わることがあります。

例えば私は訪問看護ステーションに勤務して訪問リハビリを行っていますが、「先生がやってくれると後々体が楽になりますよ」「○○さん(私の本名)のリハビリをまたうけたいです」など言われると嬉しくなります。

私はこんなことを言われたときに「この仕事をしていてよかったな」と心底思うし、こういう時にやりがいやお金に変えられない価値だと感じます。

残業が少ない職場は沢山ある

リハビリの業界は営業職など一般の仕事と比べると比較的拘束時間は短いと言えます。

ちなみにこの業界の1ヶ月の平均残業時間は約13時間ですので短いと言えるのではないでしょうか?

ちなみに私は今の職場ではほぼ残業してない状況で月に3時間しているかしていないか程度です。

その反面、私が新卒で就職した病院はパワハラもあり毎日終電の23~24時まで残業していました。

どの業界にも言えることですが、残業が多いかどうかは職場によるという事になります。

そのため転職する際は無料の転職エージェントに登録して情報収集をしておくと良いと思います。

理学療法士(PT)をしていての悪い点

体を壊すと辛い

デスクワークがメインではないので腰や膝が悪い方は身体への負担が大きい分大変になります。

例えば、ほぼ全介助の体の大きな男性患者さんを車椅子に乗せたり、歩行練習時に体を支えたりするなど身体的にタフな仕事だと思います。

クリニックではあまり全介助の患者さんはいないかもしれませんが、病院・デイ・在宅ではいる状態ですので避けては通れないと思います。

私は約10年間でクリニック以外の勤務ですので、日々「体を使う仕事だな」と感じています。

私は今は30代ですので、若さでどうにか出来ていますが、これから年齢を重ねていく事を考えると体力的な部分で不安はあります。

 

将来性に関して不安な面もある

理学療法士(PT)の将来性については、大分前から言われていますよね。

・質の低い理学療法士の数が凄い勢いで増えている

・国の財源が圧迫されている

・給料が下がる(診療報酬が下がる)

などなど言われています。

しかし個人で努力することでどうにかなることもありますので、まずはやれることをやりましょう。

給料に関しては後に述べますが一言でいえば条件の良いところに転職すれば良いのです。

 

給料(年収)が低い

理学療法士の平均年収は約406万円とされています。(厚生労働省 平成28年賃金構造基本統計調査より)平成27年度の国民生活基礎調査によると日本国民の所得は427万円(中央値)とされている。

先ほども話題に出しましたが、上記より理学療法士の平均年収は406万円であることがわかります。

(作業療法士・言語聴覚士も平均年収は406万円前後だと思います)

また生涯賃金で言えば理学療法士は中卒以下というのも現実としてあります。

(作業療法士・言語聴覚士も生涯賃金は中卒以下)

 

学歴 生涯収入
中卒 約1億9000万円
高卒 約2億1000万円
専門・短大卒 約2億2000万円
大学卒 約2億7000万円
理学療法士 約1億8000万円

※生涯年収は男性を基準にしています

高い学費出しているのにこれが現実です。

さらにこの仕事は1年目が治療しようが10年目のセラピストが治療しようが診療報酬は変わらないため昇給しにくいのが現実で、最悪一生年収400万円も覚悟しなくてはなりません。

22歳~65歳まで43年間を年収406万円で働くとこの位の数字にはなりますね。(43年×406万円=1億7458万円)

悪い点としてはこんな感じでしょうか。

ではこれからはこれらの悪い点(体を壊すと辛い、将来性に関して不安な面もある、給料(年収)が低い)をなくしていけば良いかを考えましょう。

理学療法士の悪い点を解消するには

結論から述べると、理学療法士のメリットでもある転職しやすいという事を生かしていけばよいかと思います。

悪い点の大部分は給料が低いことがあげられると思います。

そしてこの給料に関しては職場によって大きく差が出るかと思います。

大きく差が出るという事は給料が良いところに就職してしまえばお金に関しては解決されると思いませんか?

また転職時になるべく全介助の利用者さんがいないかも確認しておけば良いかと思います。

しかしどのようにして良い求人を見つけるかというと、とても簡単であり無料の転職会社を利用すれば良いのです。

無料の転職エージェントに登録して、そこの人から給料交渉や内部事情、面接練習、履歴書制作のアドバイスをもらえば良いのです。

こうすることで給料も高いし、肉体労働も少ない職場に巡り合える確率を上げることが出来ます。

実際に私もブログのタイトル通り年収は約600万円はあり給料は大幅に上がっています。

証拠の給与明細の写真がこちら

令和元年5月の給料明細になります。

総支給額は約47万円です。

手取りでも約38万円あります。

私は30代のアラサー世代ですが理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)の中では稼いでいる方だと自負しています。

しかも土日休みで残業はほぼなしです。(明細の残業代の場所は訪問件数による出来高になります)

そこで私もみた転職サイトを載せておきます。

私もこの方法で年収アップにつなげたので皆さんもやってみてくださいね。

意外とみなさん求人サイトに登録していなくて損をしている理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の人が多いとも感じます。

成功させるコツとしては、会社ごとに扱う求人は違うのでお住いの地域などもみてなるべく沢山登録して見つけるのが良いです。

おすすめの転職サイト

第1位☆マイナビコメディカル 



・大手の転職サイトだから安心感あり

対象地域限定のため注意

・非公開求人もあり

・条件の良い求人も多数扱っている

・「職業紹介優良事業者」認定も取得している

・転職後までの手厚いサポートが魅力

マイナビコメディカル
会社 株式会社マイナビ
対象地域 東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城・岐阜・静岡・愛知・京都・大阪・兵庫のみ
お祝い金 なし
特徴 皆さんもきいたことがあるであろう、株式会社マイナビさんが運営しています。俗にいう大手の安心感がありますね。

こちらのサイトはPT・OT・STの転職・就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーもおり、若手に強い転職サポートがあります。「職業紹介優良事業者」認定も取得しており、電話やメールでの求人紹介もしています。地域が限定されているので注意が必要です。

 

第2位☆ メドフィット リハ求人.com 

 

リハビリ職の求人なら「メドフィット リハ求人.com」

・対応地域は全国で地方の求人も豊富

・上記2つの対象地域外であればこちらもおすすめです。

・紹介スピードが転職サイトでは1番早い

・各分野に支援チームがあるからキャリアアドバイザーの専門性が高い

・管理職の求人も多い

MEDFit(メドフィット)
会社 株式会社Genten Links(ゲンテンリンクス)
対象地域 全国対応
お祝い金 なし
特徴 PT・OT・ST求人サイトです。紹介のスピードには定評があります。非公開の求人も多数あります。現場の生の声もきけるので、人間関係など職場を選ぶポイントをおさえられます。

 

第3位☆ MC-介護のお仕事



・介護系(老健やデイ)に強い

・短期で働きたい主婦さんにおすすめです

・1日単位・短期・長期)を幅広く取り揃えている

・全ての雇用形態を取り扱っている

 

MC-介護のお仕事
会社 株式会社メディカル・コンシェルジュ
対象時域 全国対応
お祝い金 なし
特徴 PT・OT・ST求人サイトです。全国の求人をカバーし、好条件の非公開求人を多数保有しています。働き方も常勤・派遣・短期など選べ、専任のコンサルタントが転職サポートしてくれます。特に介護業界の求人には優れています。

 

 

まとめ

私はなんだかんだこの理学療法士の仕事を楽しくやっています。

※記事書いたのは2019年ですが2021年にはFIREしました。

何よりも利用者さんの状態が改善され、以前は出来なかった事が出来るようにになるのを見たり聞いたりすると嬉しくなります。

これが先にも述べたお金に変えられない価値とやりがいになりますね。

デメリットで述べたのは主にお金と自分自身の体の不安ですが、こちらは転職でどうにでもなるのが現実です。

転職することで給料を多くもらいお金に変えられない価値も得られる仕事なら最高ですよね。

皆さんも不安なく働くために行動されてみて下さいね。

画面の先の皆さんの幸運を影ながら祈っています☆彡